ニュース
ゆうちょ銀のVISAデビット「mijica」不正ログインで情報流出 1422人に被害か
ゆうちょ銀行のVISAデビットカード「mijica」が不正アクセスを受け、1422人のユーザー情報が閲覧された可能性。
ゆうちょ銀行は、VISAデビットカード「mijica」のユーザー用Webサイト「mijicaWEB」が不正アクセスを受け、1422人のユーザー情報が閲覧された可能性があると、10月5日までに発表した。情報流出による被害は、現時点では確認していないという。
流出した可能性があるのは、氏名(漢字・カナ)、生年月日、カード番号の下4ケタ、カードの有効期限。
7月から9月にかけて複数回、mijicaWEBに不正ログインがあったことが判明。mijicaWEBへのログイン履歴のうち、画面遷移が異常に早く、機械的に操作されていたと考えられる履歴を抽出し、不正ログインと判断したという。
mijicaをめぐっては9月に不正送金が発覚。計54人のユーザーの計約332万円が、第三者のmijicaカードに送金されていた。この問題を受けてゆうちょ銀は、セキュリティ点検を行っており、その過程で不正ログインが発覚した。
ゆうちょ銀は9月16日にmijicaの送金機能を停止。mijicaWEBの機能も10月3日に停止した。
関連記事
- ゆうちょ銀の相次ぐ不正送金問題 各サービスの被害状況と銀行側の対策まとめ
ゆうちょ銀行で発生した不正引き出し問題で、ゆうちょ銀行の池田憲人社長が謝罪した。今後、サイバーセキュリティ体制の総点検や本人確認の厳格化などを行う。 - 総務省、日本郵政に報告要請 ゆうちょ銀不正利用でグループ内の連携不足を指摘
ゆうちょ銀行口座から不正な預金引き出しなどが相次いだことを受け、総務省は親会社の日本郵政に対し、サービスの総点検と被害者への救済対応の状況を報告するよう求めた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.