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ニコチン依存症の治療アプリ、“デジタル療法”として初めて保険適用に
CureAppが開発したニコチン依存症の治療用アプリが、12月1日から医療保険の対象になる。ソフトウェアによる治療の医療保険適用は国内初という。
医療アプリを開発するCureApp(東京都中央区)は11月11日、ニコチン依存症の治療用スマートフォンアプリ「CureApp SC」(ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー)が12月1日から医療保険の対象になると発表した。ソフトウェアによる治療の医療保険適用は国内初という。
CureApp SCは禁煙外来での患者の治療を補助するアプリ。医療機器として厚生労働省から薬事承認を取得している。患者に依存症改善に向けたアドバイスを提示する機能や、医師が院外の患者の様子を把握するための機能などを持つ。
保険点数は、アプリの使用開始時のガイダンスが140点、アプリ本体が2400点になる見込み。患者は3割程度の負担でアプリを利用できる。新技術のため保険適用の区分は暫定的なもので、今後は厚労省による診療報酬改定で正式な区分付けが行われ、点数が確定する。
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