検索
ニュース

Internet Archive、Flashコンテンツをアーカイブ プラグインなしで21年以降も閲覧可能に

米非営利団体Internet Archiveが、エミュレータを利用し、12月末で提供が終了するAdobe Flashコンテンツのアーカイブを始めた。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 Webサイトのアーカイブ図書館を目指す米非営利団体Internet Archiveは11月19日(現地時間)、12月末で提供が終了するAdobe Flashコンテンツのアーカイブを始め、エミュレータを使って再生できるようにした。2021年以降も同サイト上でFlashコンテンツを閲覧できるようになる。

photo
Adobe Flashコンテンツのアーカイブを公開

 現在まで公開したコンテンツは1000以上。プログラミング言語Rustで作られたFlashのエミュレータ「Ruffle」を使うことで、Flashプラグインをインストールしなくても、WebAssembyが動作するWebブラウザさえあれば動作するとしている。ChromeやFirefox、Safariといった主要なブラウザで動作する。

photo
エミュレータ「Ruffle」を使うことで、FlashプラグインをインストールしなくてもWebブラウザで動作する

 またFlashのswf形式ファイルを持っているクリエイターに対し、コンテンツを提供するよう呼び掛けた。Ruffleは開発途中のため、コンテンツのアップロードはテスト環境で試してから行うよう促している。

 Internet Archiveは過去10年間、古いソフトウェアをWebブラウザで動作させるプロジェクト「The Emularity」を実施。その活動の一環として、今回のFlashコンテンツのアーカイブを行ったという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る