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獅子舞の動きをデジタルアーカイブ化 舞手がモーションキャプチャースーツ着用 DNPが鳥取で
DNPが、伝統芸能「麒麟獅子舞」の演舞をデジタルアーカイブとして記録する。撮影・計測の際は、舞手がモーションキャプチャースーツを着用する。取得したデータを、伝統芸能の継承や、教育、観光などに生かす予定。
大日本印刷(DNP)は11月26日、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能「麒麟獅子舞」(きりんししまい)の演舞をデジタルアーカイブとして記録すると発表した。舞手の動きをモーションキャプチャー技術を使って3Dデータ化する。取得したデータは伝統芸能の継承や、教育、観光などに生かす予定。
麒麟獅子舞は、鳥取県東部や兵庫県北西部で江戸時代から行われている。「麒麟獅子」役が2人、獅子を先導する架空の動物「猩々」(しょうじょう)役が1人の、計3人で演舞するのが特徴。撮影・計測の際は、舞手がそれぞれ17個のセンサーを組み込んだモーションキャプチャースーツを着て演舞をし、細かな動きを3Dデータ化する。
撮影・計測は、麒麟獅子舞が伝わる鳥取県の宇倍神社(鳥取市)で行う。この取り組みには、麒麟獅子舞が伝わる地域で町おこしなどを手掛ける「麒麟のまち観光局」も協力する。DNPは今後、同観光局と連携し、デジタルアーカイブを使った教育や観光PRを行うとしている。
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