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6メートル長の造形ができるベルトコンベアー3Dプリンタ、クラファン実施中

中国の3DプリンタメーカーCrealityが、「CR-30」を2021年5月に出荷開始する。

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 中国の3DプリンタメーカーCrealityは、ベルトコンベアーを組み込み、幅20cm、高さ17cm、長さは「無制限」というFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「CR-30」のクラウドファンディングプロジェクトをKickstarterで実施中だ。

 プロジェクトは既に成立しており、プレッジの締め切りは12月19日。プリンタとベルトコンベアーのセット組が7万1491円から(送料及び税別)で、2021年5月に出荷開始の予定だ。

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CR-30
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CR-30のクラウドファンディングサイト

 FDM方式の3Dプリンタは通常、ヒートベッドと呼ばれる台の上に1層ずつ素材を定着させていく。プリンタ本体のXYZ軸それぞれの長さより大きな造形物は作れない。CR-30は、Z軸の部分をベルトコンベアー方式で送り出すことで、事実上無制限の長さで造形できる。同社では現時点で6mまでの造形ができることを確認しているという。

 プリントヘッドを斜めに当てる特殊は仕組みと独自のスライサーソフトにより、長い造形物を印刷できるだけでなく、印刷済みの造形物がベルトコンベアーの先ではがれ落ちるため、大量の部品を連続して製造する場合にも利用できるとしている。

 CR-30の開発には、セクシーサイボーグことナオミ・ウーさんが初期段階から協力している。

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開発に協力しているナオミ・ウーさん

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