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Google、WebブラウザでAnthosの開発環境を試せる「Anthos Developer Sandbox」無償公開

米Googleが「Anthos Developer Sandbox」を公開。Kubernetesベースのクラウドネイティブ基盤「Anthos」の開発環境をWebブラウザで試せる。利用料は無料。

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この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「https://www.publickey1.jp/blog/20/applemacjavaazul.html」(2020年11月24日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。

 米Googleはこのほど、Kubernetesをベースとした同社のクラウドネイティブ基盤であるAnthosの開発環境をWebブラウザで試すことができる無償のサービス「Anthos Developer Sandbox」を公開しました。

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 Anthosは、Googleが提供するKubernetesのマネージド環境をベースにしたクラウドネイティブな基盤であり、Google CloudだけでなくオンプレミスやAWSに展開することでそれぞれのプラットフォームを抽象化し、マルチクラウド環境を実現する基盤でもあります。

参考記事:Google、マルチクラウド基盤「Anthos」のAWS正式対応を発表、Azure対応も作業中。サービスメッシュのVM対応も

 今回公開されたAnthos Developer Sandboxは、このAnthosに対応した開発環境としてCloud Shell、Cloud Code、Minikube、Cloud Build Loal BuilderなどがWebブラウザから無償で利用可能になるというもの。

 これらを用いることで、主にコマンドラインでGoogle Cloudに対する操作をWebブラウザ上のターミナル画面から行うCloud Shellや、Visual Studio Codeのような統合開発環境を実現する「Cloud Shell Editor」が利用可能。

参考記事:Google、VSCodeの代替を狙う「Eclipse Theia」コードエディタをクラウド統合開発環境として採用。Google Cloud Shellに統合を発表

 さらに開発環境用のバックエンド環境としてKubernetesをはじめとするAnthosやサーバレスのCloud Runのエミュレーション環境も構成され、アプリケーションのビルド環境も容易されるため、開発環境からCI/CDも試すことができます。

 これらの利用はGoogle Accountを持つユーザーなら誰でも無償で利用可能。利用後は自動的にす全て消去されるとのことです。

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