M1 MacとIntel MacでThunderbolt 3接続SSDをスピード比較 2280 M.2 NVMeSSD用「OWC Envoy Express」
外部ストレージの速度が気になるM1 Macだが、新たな検証結果が出た。
Other World Computingが販売するThunderbolt 3接続2280 M.2 NVMeSSD用ドライブケース「OWC Envoy Express」を試してみた。
Thunderbolt認証を取得した、バスパワーで使用できるThunderbolt 3ドライブケースで、2280 M.2 NVMeSSDをサポートするように設計されている。
本体には、Thunderbolt 3ケーブル (27.5cm)が内蔵されている。吸着ゲルで付け替えや取り外しが簡単なプラスチックホルダーが付属しており、Envoy ExpressをMacBook AirやMacBook Proのディプレイ背面に固定して使用することが可能。
Thunderboltコントローラーとして、Intelの「JHL6240」が採用されている。
TDP1.2W、PCI Express Gen 3、シングルポート仕様。
2280 M.2 NVMeSSDを装着するには、付属するドライバを使用して、裏蓋にある2カ所のネジを外す。
さらに2280 M.2 NVMeSSDを固定するためのネジを取り外す。
2280 M.2 NVMeコネクタ部分に2280 M.2 NVMeSSDを接続し、ネジを逆の手順で締める。
今回使用したSSDは、レキサーメディアの「Lexar NM610 LNM610-1TRBJP」だ。
SSDの仕様は「Write:1600MB/s、Read:2100MB/s」。
MacBook Pro (15-inch, Late 2016) に接続し、ベンチマークアプリ「Blackmagic Disk Speed Test」で計測してみた。
結果は「Write:1059MB/s、Read:1522MB/s」だった。
次にMacBook Air (M1, 2020) に接続してベンチマーク計測を行ってみた。
結果は「Write:672MB/s、Read:1484MB/s」だった。
Intel Macと比べ、M1 Macの場合、Write性能は35%ダウンするが、Read性能に関しては差が大きくないことが分かる。
USB 3.2 Gen 2接続M.2 NVMe SSDドライブケースより速いのは確かだ。
MacBook Air、MacBook Proのディスプレイ背面に、吸着ゲルでプラスチックホルダーを固定して使用することで、外付けドライブ用の十分なスペースも無い小さなビストロテーブルや外出先でのひざの上でも快適に使用できる。
OWC Envoy Express本体は、プラスチックホルダーからスライドさせることで簡単に脱着/装着が可能だ。
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