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オリックス孫会社、個人情報21万件入りサーバを紛失 外部に持ち出された可能性も
オリックス・ホテルマネジメントが、約20万9000件の個人情報を記録していたサーバを紛失したと発表。何者かがサーバを外部に持ち出した可能性もあるとして、紛失に至るまでの経緯を調査中という。
旅館やホテルを運営するオリックス・ホテルマネジメント(東京都港区)はこのほど、約20万9000件の個人情報を記録していたサーバを紛失したと発表した。何者かがサーバを外部に持ち出した可能性もあるとして、紛失に至るまでの経緯などを調査している。
サーバに記録していたのは、2010年7月14日〜18年2月2日に同社が運営するホテル「ハンドレッドステイ 東京新宿」を利用・予約した顧客の氏名(約10万2000件)と住所、電話番号、メールアドレスなど(約10万7000件)。
クレジットカードやパスポートの情報は保存していなかった。20年12月7日時点では、紛失した顧客情報が第三者に不正利用された例は見つかっていないとしている。
10月に備品や設備の棚卸を行っていたところ、当該サーバが見つからず、調査した結果、12月2日に紛失を確認したという。同社は既に警察に被害届を提出済みで、全容が明らかになり次第改めて詳細を発表するとしている。
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