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「ミロ」販売休止 Twitterで話題、前年比7倍の注文続き「安定供給が困難」
ネスレ日本は12月8日、麦芽飲料「ネスレ ミロ」の販売休止を発表した。需要の急増で安定供給の継続が困難となったため。販売再開は2021年3月以降になる見通し。
ネスレ日本は12月8日、麦芽飲料「ネスレ ミロ」の販売休止を発表した。健康に良いとTwitterで話題になり、需要が急増したため「安定した供給が困難になった」としている。供給体制を整えるのに時間を要するため、販売再開は2021年3月以降になる見通し。
販売を休止するのは「ネスレ ミロ オリジナル 240g」「ネスレ ミロ オリジナル 700g」「ネスレ ミロ オリジナル スティック 5本」の3商品。
同社の担当者によると、7月以降、Twitterでミロの栄養に注目したツイートが拡散されたことなどから需要が急増。数量ベースで前年比の約7倍の注文が続いた。
こうしたことを受け、同社は主力商品の240gの製品を9月末に一度販売休止。11月16日から販売を再開していた。
ミロはカルシウムとビタミンD、鉄分などを強化して配合した飲料として1973年に日本国内で販売を開始。子どもを中心に親しまれてきたが、近年は健康志向の高まりで「親子で飲むケースもある」(同社広報)といい、大人のニーズも増加している。
同社は「お客さまやお取引先様には、度重なるご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。今後、できる限り早期に販売を再開できるよう尽力いたします」としている。
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