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毎日放送で24人分の個人情報流出 前年度の採用受験者の情報を今年度の受験者に誤送信
毎日放送(MBS)は12月8日、メールの誤送信で24人分の個人情報が流出したと発表した。新卒採用の受験者に対し、誤って前年度の受験者情報を送信したという。
毎日放送(MBS)は12月8日、メールの誤送信で24人分の個人情報が流出したと発表した。新卒採用の受験者に対し、誤って前年度の受験者情報を送信したという。同社は該当者に謝罪した上で、受験者にはデータの削除を依頼している。
誤送信したのは2020年度の新卒採用の受験者24人分の「自己紹介書」というPDFファイル。自己紹介書には受験者が事前に提出した書類に加え、受験者の生年月日や学歴、住所、電話番号、志望動機などが記載されていた。
次回の選考の際に記入し、提出してもらう予定の書類で、21年度の受験者60人に対しては未記入の状態のファイルを添付したはずだったが、採用担当者がメール添付時に20年度のものを誤って添付したという。
該当するメールを受信した別の採用担当者が間違いに気付き、8日までに送信先の受験者60人と、書類を記入した前年度の受験者24人全員に誤送信したことを伝え、謝罪したという。メールを受信した受験者には文書の削除を依頼した。
MBSは「一段と高いレベルの情報の取り扱いが求められるメディア企業として、不注意から情報の流出を招き、関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけした」と陳謝した上で、「今後こうした事態を起こすことのないよう社内の情報管理体制を再度見直すとともに、社員に対する教育、研修などを通じて、再発防止に努めてまいる」とコメントしている。
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