ソニーの米子会社であるSony Pictures Entertainment(SPE)と米AT&Tは12月9日(現地時間)、米国のアニメ配給会社CrunchyrollをSPE傘下の米Funimation Global Groupが買収することで合意したと発表した。買収金額は11億7500万ドル(約1222億円)。
CrunchyrollはAT&TのWarnerMedia部門で300万人以上のストリーミングビデオ加入者を有し、世界の200以上の国・地域で9000万人の登録ユーザーにモバイルゲームや漫画コンテンツを提供しているという。
Funimationは2017年にSPE傘下となったアニメ配給会社で、Crunchyrollはそのライバル会社。今回の買収でソニーグループは米国および世界におけるアニメ配給2強を手に入れたことになる。
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