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Adobe決算、売上は過去最高の128億ドル 「Adobe CC」などが好調
米Adobeが2020年11月期の通期連結決算などを発表し、売上高で過去最高となる前年比15%増の128億6800万ドルを記録した。
米Adobeが発表した2020年11月期の通期連結決算は、売上高が前年比15%増の128億6800万ドル(GAAPベース、以下同)、営業利益が同30%増の42億3700万ドル、最終利益が78%増の52億6000万ドルとなり、増収増益だった。月額制の「Adobe Creative Cloud」(Adobe CC)などのサービスが好調で、売上高は過去最高だった。
通期決算を分野別で見ると、デジタルメディア分野の売上が前年比20%増の92億3000万ドル。中でも「Photoshop」や「Illustrator」などクリエイティブツールをサブスクリプションで使えるAdobe CCや、ペーパレス化など業務のデジタル化を支援する「Document Cloud」の売上が好調で、それぞれ過去最高となる77億4000万ドルと15億ドルを記録した。
Adobeのシャンタヌ・ナラヤンCEOは「前例のないマクロ経済環境にもかかわらず、第4四半期と2020年度通年で過去最高の業績を達成できた。Adobeはクリエイティビティ、デジタル文書、顧客体験管理という3つの成長分野をけん引するリーダーとして、2021年度以降も巨大な市場機会を捉え続けることができると確信している」とコメントしている。
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