事前予約で約800万本売上の人気ゲーム「サイバーパンク2077」、開発元が返金対応 不具合多発で
ポーランドのゲーム開発会社CD Projektが、12月10日に発売したゲーム「サイバーパンク2077」のPS4版・Xbox One版の購入者に対し、返金に応じると発表。同ゲームはプレイヤーの間で不具合やバグの報告が相次いでいる。
ポーランドのゲーム開発会社CD Projektは12月14日(日本時間)、10日に全世界で発売したゲーム「サイバーパンク2077」のPlayStation 4(PS4)版、Xbox One版の購入者に対し、返金に応じると発表した。同ゲームはプレイヤーの間で不具合やバグの報告が相次いでいる。
同社は返金の理由について、ゲーム機の初期型で遊ぶとゲームのパフォーマンスが低下するといった情報を公開しておらず「十分な知識なしにゲームを購入させてしまったため」としている。
ダウンロード版はPlayStationのオンラインサービス「PlayStation Network」か、Xboxのオンラインサービス上で返金する。パッケージ版は専用のメール窓口で返金の申し込みを受け付ける。日本では国内販売を担当するスパイク・チュンソフトのユーザーサポート窓口でも対応する。いずれも受け付け期間は12月21日まで。
サイバーパンク2077は、主人公「V」(ヴィー)として架空の大都市「ナイトシティ」を自由に探索できるオープンワールド型のアクションRPG。対応機種はPS4/Xbox One/PCで、PlayStation 5やXbox Series Xなどの次世代機でも後方互換機能で遊べる。
CD Projektによれば、同作の世界累計販売数は予約分だけで約800万本という。しかし、発売日以降はネット上でPS4やXbox Oneでのプレイ時にパフォーマンスが安定しないことや、ゲームが頻繁にクラッシュすることを指摘する声もあった。
同社は、今後1週間以内のアップデート配信で問題を改善する予定。その後も2021年1月と2月に大型パッチを配信し、PS4版とXbox One版のパフォーマンス向上につなげるという。この発表を受け、Twitterでは14日午後8時ごろに「返金対応」がトレンド入りした。
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