ニュース
今必要なお肌の手入れ、スマホとAIで分析 20年後の顔の予測も
オルビスがAIを活用して20年後の顔の状態を予測し、肌の手入れ方法を提案するサービスの提供をスマホアプリや店舗で始めた。
化粧品メーカーのオルビスは12月15日、AIを活用して20年後の顔の状態を予測し、肌の手入れ方法を提案するサービス「AI未来肌シミュレーション」の提供を始めた。スマートフォンアプリ(iOS/Android、無料)や店舗で利用できる。
スマホで撮影した顔写真を基に、アプリ上で肌のシミ、シワ、たるみ、毛穴、くまなど10項目を5段階で評価する。肌診断の結果とユーザーが答えた生活習慣や肌の手入れ状況などの回答をAIが解析し、5、10、20年後の顔立ちを予測する。結果に基づき、必要なケアやおすすめのアイテムを提案する。
店舗では専用のスキンチェック機器を使って肌状態を分析し、その結果を基に顔立ちの予測を行う。利用は無料。全国のオルビスショップ6店舗で提供し、順次拡大するとしている。
「自分の肌の状態が分からない」「肌の悩みに合ったケアが知りたい」といったユーザーの声に対応したサービス。これまでもオルビスはAIを活用し、スマホでパーソナルカラー診断ができるサービスや、似合う眉の形などを提案するサービスを提供。今後もAIなどを活用したサービスの開発に取り組むとしている。
関連記事
- AIが肌診断、ロボットアームが商品選び――化粧品「SK-II」の新型店は、販売員が“グイグイ来ない”
化粧品ブランド「SK-II」が、テクノロジーを活用した体験型ショップ「SK-II Future X Smart Store」を東京・渋谷区にオープンする。営業期間は6月7日〜8月12日。AIやロボットアームが肌の診断や接客を担当し、販売員は“あえて一歩下がる”ことで、買い物をしやすい雰囲気を醸成する点が特徴だ。 - 「肌を分析する鏡」「印刷して貼るメイク」 パナとコーセーが試験提供 IT活用の化粧品店で
パナソニックが、肌の分析機能を備える鏡、肌に直接貼るだけでシミを隠せるシートを試験的に提供する。東京・銀座にオープンする「メゾンコーセー」に導入し、顧客のニーズを探る。 - 他人の化粧を自分に転写できるバーチャルメイク技術「PSGAN」 動画にも対応
あの人のお化粧を自分にも、そして動きたい、というニーズに応えられる。 - AIが描いた妻の肖像画は、美術館で会った人だろ
「AI画伯」という肖像画サービスがおもしろい。 - 指名手配犯“今の顔”をAIが予測 ヤフーなど公開
ヤフーなど3社が、AIを活用し、重要指名手配被疑者の“今の姿”を予測した画像を公開する特設Webサイトを開設した。指名手配被疑者の現在の姿を公開し、情報提供を呼び掛けることで、検挙の可能性を高めたいとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.