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早大、全学生対象の「データサイエンス認定制度」を創設 21年度から
早稲田大は12月17日、データサイエンス教育の推進のため、2021年度から全学生を対象に「データサイエンス認定制度」を創設すると発表した。
早稲田大学は12月17日、データサイエンス教育の推進のため、2021年度から全学部・研究科の学生を対象にした独自の認定制度を創設すると発表した。基礎から発展レベルまでの要件を満たした学生に、大学が修了証明書を発行する。学生のデータサイエンスに関する素養を高め、卒業後のキャリアで活用してもらうことを目指す。
名称は「データサイエンス認定制度」。「リテラシー級」「初級」「中級」「上級」の4階級で構成する。各級の授業科目はオンデマンドで配信するため、ネット環境があれば、学生は24時間、場所を問わず受講できる。
リテラシー級と初級でデータサイエンスの基礎的な考え方を学び、中級では学生自身の研究領域での活用を目指す。上級は自身の専門領域以外でもデータサイエンスを活用し、データサイエンスの知識を生かした職業に就けるレベルを目指す。
21年度にリテラシー級・初級を設置し、22年度に中級、23年度に上級を順次開設する予定。
早稲田大は新制度について「認定制度の新設により、データサイエンスの学びに明確な目標を提示することができ、学生は文系理系問わず素養を身に着けることができる」と説明。「在学時の知識や経験が就職後のキャリアなどに生かせる」と期待を寄せている。
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