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自作マスク印刷にも……小型昇華転写プリンタ、エプソンが12万円で発売 ハンドメイド市場拡大に対応
ポリエステルなどに印刷できるA4昇華転写プリンター「SC-F150」をエプソンが2月9日に発売。コンパクトサイズかつ、直販価格を11万8000円(税別)に抑えることで、個人でも導入しやすくした。拡大するハンドメイド市場のニーズを取り込む狙いだ。
エプソンは、ポリエステルなどに印刷できるA4昇華転写プリンタ「SC-F150」を2月9日に発売する。コンパクトサイズかつ、直販価格を11万8000円(税別)に抑えることで、個人でも導入しやすくした製品。個人クリイターによるオリジナルデザインのマスクの制作など、拡大するハンドメイド市場のニーズを取り込む狙いだ。
昇華転写は、昇華型インクでプリントした転写紙に熱と圧力を加えインクを気化させ、ポリエステルなどの素材に染み込ませるプリント方式。昇華転写プリンタで印刷したデザインを、別売りのヒートプレス機で製品に転写することで、オリジナルデザインのグッズを作れる。
昇華転写プリンタは、スポーツウェアのデザインや、のぼり、マグカップ、スマートフォンケースなどのグッズ制作に利用されている他、最近はマスク制作での利用も増えているという。
新製品は、肌に優しく洗濯に強い「UltraChrome DSインク」を搭載し、継ぎ足し可能なインクボトル方式を採用。大量印刷も可能という。本体サイズは、375(幅)×347(奥行き)×187(高さ)mmと、A4レーザープリンタと同等に抑えた。
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