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自動車の窓に動画広告 道行く人にプロモーション ベンチャーが都内でβテスト
ベンチャーのLauraが、自動車の窓に動画広告を表示するサービスのβ版をリリース。後部座席の左側に動画を映せる窓を採用。屋外の歩行者に向けて広告を配信する。
ディスプレイ技術の研究開発を手掛けるベンチャー・Laura(東京都豊島区)は1月26日、自動車の窓に動画広告を表示するサービス「CarWindow」(β版)の提供を始めた。後部座席の左側に、スクリーンのように動画を映せる窓を採用。東京都内を中心に、屋外の歩行者に向けて広告を配信する。
動画を流すのは停車中のみ。位置情報と時間帯に応じて、異なる広告を配信することも可能という。Lauraは周囲の様子を解析し、歩行者の数、年齢、性別、広告の視認率と視認回数を計測。広告効果を算出するとしている。
現在は都内のタクシー車両に実装を進めながら、技術の開発を進めている段階。今後は複数の車両に広告を同時配信し、信号待ちで並ぶ車の列を使ってプロモーションする施策などの実現を目指す。試験利用するユーザー企業も合わせて募集する。
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