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イノシシの活動をドローンで追跡・撮影 映像を獣害対策に活用 DMM子会社が広島で実験
DMM Agri Innovationが、野生のイノシシをドローンで追跡・撮影し、映像を獣害対策に役立てる実験を開始。既に撮影には成功し、YouTubeで映像を公開している。
鳥獣被害の対策事業を手掛けるDMM Agri Innovation(東京都港区)は2月5日、野生のイノシシをドローンで追跡・撮影し、得られた映像を獣害対策に役立てる実証実験を「広島県立びんご運動公園」(広島県尾道市)で行っていると発表した。
実験では、イノシシの足跡や公園内のドローン空撮画像といったデータを基に、イノシシが出没しやすいエリアのマップを作成。エリア内に赤外線カメラを搭載したドローンを飛ばし、イノシシを追跡・撮影する。得られた映像を基に電気柵や忌避剤、イノシシを見張るセンサーカメラなどの置き場所を選ぶ。
既に赤外線カメラを搭載したドローンによる撮影は2日連続で成功しており、映像はYouTubeで公開済み。今後は撮影を続けつつ、並行して映像の解析を行う。映像をイノシシの捕獲に役立てる方法も模索する。
ドローンが撮影した映像
イノシシによる土の掘り返しといった被害が公園内で相次いでいることを受けた取り組み。実験には鳥獣対策を手掛けるアポロ販売(東京都千代田区)や、環境保全などに取り組む社団法人「CEFIC研究所」(愛媛県今治市)も協力している。
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