「住みたい街ランキング」コロナで激変 賃貸トップは都内ではなく「本厚木」
賃貸で住みたい町1位は「本厚木(ほんあつぎ)」(神奈川県)……コロナ禍で首都圏の“住みたい街”ランキングが激変。賃貸派は郊外化が顕著になり、購入派は都心と郊外に二極化した。
賃貸で住みたい町1位は「本厚木(ほんあつぎ)」(神奈川県)……住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」は2月9日、首都圏で“住みたい街”を算出した「2021年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング」を発表した。コロナ禍でランキングは激変。「借りて住みたい街」トップは、昨年4位の本厚木だった。昨年1位の池袋は4位に落ちた。
「LIFULL HOME'S」に掲載された物件への2020年1年間の問い合わせ数をベースにランキング化した。2020年はコロナ禍により、テレワークやオンライン授業が定着。住み替えしやすい賃貸派は郊外化の傾向が鮮明になった一方、購入派は都心と郊外に二極化したという。
賃貸ランキングでは、「本厚木」(神奈川県)の他、「八王子」(東京都)、「町田」(東京都)、「千葉」(千葉県)、「柏」(千葉県)、など、準近郊・郊外で都心にアクセスしやすい路線沿いが軒並み大きく順位を上げた。
前回調査で141位だった「木更津」(千葉県)が41位に、117位だった「湘南台」(神奈川県)が53位に、134位だった「茅ケ崎」(神奈川県)も62位とベスト100圏内に上昇するなど、郊外への注目が高まっている。
購入ランキングでは逆の傾向も。新型コロナウイルス収束後を見据える購入派は、利便性や資産価値重視で都心に回帰する傾向が見えたという。
購入派1位は、2年連続で都営地下鉄大江戸線の「勝どき」(東京都)。周辺では東京オリンピック選手村跡地の大規模プロジェクトが進んでおり、注目が続いている。
2位は「白金高輪」(東京都)で、前回19位から急上昇。210位から19位にジャンプアップした「牛込柳町」(東京都)と同様、話題性の高い分譲物件のあるエリアが順位を大幅に上げている。
一方、テレワークなどの影響で準近郊のベッドタウンへの関心も高まっており、「八王子」(東京都)、「柏」(千葉県)、「橋本」(神奈川県)、「平塚」(神奈川県)、などもランクアップ。購入派では、都心と郊外の二極化が起きている。
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