Epic Games、超リアルなデジタルヒューマン作成ツール「MetaHuman Creator」をクラウドで提供へ Webブラウザだけで制作可能に
2体分のデジタルヒューマンをダウンロードして、Unreal Engineで動かせる。
米Epic Gamesは2月10日(米国時間)、クラウドストリーミングによりWebブラウザで動作する、3Dキャラクター作成ツール「MetaHuman Creator」を発表した。Unreal Engineで使える2体分のサンプルがダウンロード可能。今後数カ月以内に早期アクセスを提供する予定だ。
MetaHuman Creatorは、18種類のボディータイプ、30種類のヘアスタイル、豊富なライブラリをベースに、リアルタイムレンダリングで確認しながらパラメーターで顔や体のパーツを調整できる。ポイント調整も可能だ。
スニークプレビューを見ると、オープンソースの「MakeHuman」や米Reallusionの「Character Creator」の操作感に近い印象だが、Webブラウザで操作可能なのでプラットフォームやマシンパワーによる制約が少ないという利点は大きい。例えばCharacter CreatorはWindowsのみだ。
MetaHuman Creatorは、モバイルゲームから映画レベルまで、8段階のLOD(Level of Details:詳細度)に対応。リギングが完了した状態でアセットをダウンロードし、Unreal Engineでアニメーションできる。メッシュ、スケルトン、フェイシャルリグ、アニメーションコントロール、マテリアルなどをAutodesk Mayaフォーマットで取得できるため、さらに高度な調整も可能だ。
iPhoneの顔認識機能でライブアニメーションを行うLive Link Faceアプリ、AppleのARフレームワークであるARKItをはじめ、さまざまなフレームワークに対応する。
Unreal Engine 4.26.1以降で使える2体分のサンプルプロジェクトがダウンロード可能だ。
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