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ユーザーとAdobeが力を合わせて登頂に成功したコードネーム「HOTAKA」と日本語DTP完成への道 InDesign日本語版発売20周年(前編)(4/6 ページ)

今世紀に入ってからのDTPに欠かせないものとなったAdobe InDesign。その20周年イベントが開催された。

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テキスト変数、スクリプトの活用

[セッション7]InDesignのメリットを活かした表紙の作成

[セッション7]InDesignのメリットを活かした表紙の作成

 日経印刷のベテランDTPオペレーターである戸田大作氏は、写植組版時代からの熱心なInDesignユーザー。表紙のデザインはIllustratorが使われることが多いものの、InDesignを併用した表紙デザインもメリットが多いことを語る。

 実例としてデザイン提出後の変更が多いケースでの効率性な解決方法と、時短のメリットをデモンストレーションで実証している。編集部やクライアントからの修正で煩雑かつ時間がかかりがちな作業を、テキスト変数を活用した工夫で一気に短縮するという知恵は、InDesignマイスターの称号を持つ戸田氏ならではの強力な説得力だ。

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[セッション8]InDesignのスクリプトを使い倒そう!

[セッション8]InDesignのスクリプトを使い倒そう!

 三枝祐介氏は『もくもく会』という、InDesignでスクリプトを活用するためのグループを主宰するDTPオペレーター。.Js、.Jsxといった拡張子のスクリプトを紹介しながら、実行するためのノウハウを詳細に紹介している。コミュニティーの中で形成されたスクリプトはGitHubで公開されているので、すぐにでもダウンロードして実行可能だ。

 実際に書籍用のInDesignファイルを、短時間で効率的にページアップするためのステップを丁寧に説明している。GREPやクエリといった言葉の意味がすぐに理解できる方であれば、とても心強いノウハウが満載された貴重で素晴らしいアーカイブである。

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