ソフトバンク、世界初のLenovo製“画面折りたたみPC”発売 5G対応で約40万円
ソフトバンクが、Lenovoが開発した世界初のフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」を17日に発売する。5G通信に対応したSIMロックフリーの端末で、価格は40万2480円。
ソフトバンクは3月4日、中国Lenovoが開発したディスプレイを折り畳めるPC「ThinkPad X1 Fold」を17日に発売すると発表した。5G通信に対応したSIMロックフリーの端末で、価格は40万2480円(税込)。
ThinkPad X1 FoldはLenovoが2019年5月に発表した世界初のフォルダブルPC。折りたたみ可能な約13.3インチ(2048×1536ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載する。開いた状態の「ポートレートモード」、本のように少し折り曲げて使う「ブックモード」、ノートPCのように使う「ミニクラムシェルモード」、広げた状態で自立させて使う「ランドスケープモード」などの使い方がある。指でのタッチ操作の他、付属のタッチペンや外付けキーボードでも操作できる。
日本ではレノボジャパンが直販サイトで既にWi-Fiモデルを発売しているが、ソフトバンクではSIMカードを挿入すれば単体でインターネットに接続できる5G対応モデルを取り扱う。5G接続時の通信速度は最高でダウンロードが2.4Gbps、アップロードが103Mbps。通信プランはソフトバンクのスマートフォン・タブレット向けのプランに対応する。他社のSIMカードも挿入可能だが、動作確認はしていないという。
搭載OSはWindows 10 Pro。開いた状態の大きさは29.94cm(幅)×23.6cm(奥行き)×1.15cm(厚さ)で、折りたたみ時は幅が15.82cm、厚みが2.78cmになる。重さは993g。CPUはIntel Core i5-L16G7、メモリは8GB、ストレージは512GB、バッテリー容量は6480mAh(バッテリー駆動で11時間)。有効画素数約500万画素のカメラも搭載する。
ソフトバンクは5日に予約の受付を始める。5月31日までに購入したユーザーには5万円相当のアクセサリーをプレゼントするキャンペーンも行う。
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