米Adobeは3月10日(米国時間)、M1チップを搭載したMacにネイティブ対応したフォトレタッチソフト「Adobe Photoshop」を正式リリースした。「全体を通して有意なパフォーマンス向上をもたらすことを内部テストで確認済み」という。同社はM1ネイティブPhotoshopのβ版を2020年11月に公開していた。
同社内部のテストでは、「ファイルオープンや保存、フィルターの適用をはじめ、コンテンツに応じた塗りつぶし、被写体の選択など負荷の高い操作を含むアプリケーションの多くの部分で、同様に構成された前世代のシステムでの平均パフォーマンスから約1.5倍向上し、顕著に高速化されている」としている。
ただし、クラウド上での「編集に招待」や「プリセットの同期」のような、Intelバイナリ版に最近加わった新機能の一部はM1ネイティブで動作しない。これらの機能を使う場合にはRosetta 2エミュレーションで使うことを推奨している。
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