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AIベンチャー・トリプルアイズ代表・福原智氏が死去 45歳 囲碁AIに注力
囲碁AIの開発などを手掛けてきたベンチャー企業・トリプルアイズの福原智代表が急性大動脈解離で死去した。享年45歳。
囲碁AIの開発などを手掛けてきたAIベンチャー・トリプルアイズ代表取締役の福原智氏が、3月5日夜に急性大動脈解離で死去した。45歳だった。同社が3月12日に発表した。
福原さんは1975年6月、横浜市生まれ。99年に山形大学理学部を卒業し、08年にトリプルアイズを創業した。「囲碁はAI研究にとってショウジョウバエのようなもの(不可欠な実験素材)」と話し、14年から囲碁AIの開発を進めていた。
自社開発囲碁AIの「Raynz」は、世界大会4位、 国内大会1位・2位独占の実績がある。2019年4月にスタートした、世界最強の囲碁AIを開発するプロジェクト「GLOBISーAQZ」にも参加している。
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