工業デザインの視点を取り入れたロボットアニメ、今秋公開 メカデザインにKEN OKUYAMA DESIGN
バンダイとサンライズがロボットアニメ「境界戦機」を制作発表。メインメカデザイナーに工業デザイナーの奥山清行氏が率いるKEN OKUYAMA DESIGNを起用した。
バンダイは3月16日、メインメカデザイナーに工業デザイナーの奥山清行氏が率いるKEN OKUYAMA DESIGNを起用したオリジナルロボットアニメ「境界戦機」を秋に公開すると発表した。
バンダイグループで大人向け商材を扱うBANDAI SPIRITSと、アニメ「キングスレイド」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」などを手掛けたSUNRISE BEYONDがタッグを組んだ本格ロボットアニメ。劇中に登場する人型特殊機動兵器「AMAIM」に工業デザインの視点を取り入れ、「従来とは一線を画すリアルさと機能美が感じられる特徴的なメカデザイン」としている。
番組開始時期に合わせて発売する72分の1スケールプラモデルは、「ガンプラ」で知られる「HG」(ハイグレード)モデルとし、リアリティを突き詰めた可動域と従来のロボットアニメの機体にはない機構を再現した商品になるという。BANDAI SPIRITSはプラモデルの他、「ROBOT魂」ブランドの完成品フィギュアなどを順次商品化する。
物語の舞台は2061年の日本。4つの世界主要経済圏に分割統治され、人型特殊機動兵器「AMAIM」が闊歩する最前線となっていた。パーツ集めが趣味で人付き合いが苦手な主人公・椎葉アモウは鬱々とした生活を送っていたが、自律思考型AI「ガイ」との出会いにより世界が変わる。自ら組み上げたAMAIM「ケンブ」に乗り、日本を取り戻すための戦いに身を投じる。
KEN OKUYAMA DESIGNは、フェラーリのデザインなどで知られる工業デザイナーの奥山清行氏が代表を務めるデザイン会社。自動車や電車、電化製品など多くのデザインを手掛け、BANDAI SPIRITSともガンプラ40周年記念プラモデルなどで協業している。
関連記事
- “体験”するガンプラ、5万5000円で発売 ユニコーンガンダムの変形シーンを再現 劇中のせりふや音楽も
BANDAI SPIRITSは、ガンプラ40周年記念商品として、光と音の演出とともに自動変形するユニコーンガンダムの胸像を発売する。価格は5万5000円(税込)。 - もし宇宙世紀に“文春砲”があったら? 文藝春秋、「証言 機動戦士ガンダム」発売
文藝春秋は「機動戦士ガンダム」シリーズの世界を独自の目線で伝えるムック「証言 機動戦士ガンダム 文藝春秋が見た宇宙世紀100年」を3月8日に発売する。 - 動く実物大ガンダム、2つのギネス世界記録に認定 「最大の可動型ヒューマノイドロボット」など
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」を運営するEvolving Gは12月21日、全高18mの動く実物大ガンダムが「最大の可動型ヒューマノイドロボット」など2つのギネス世界記録に認定されたと発表した。 - 全高18mのガンダム、ついに動く ライトアップが作り出した「脅威のメカニズム」
「ガンダム、起動」の声を合図にゆっくりと左足を上げ始めた実物大のガンダム。鋼鉄製のフレームとカーボン強化樹脂の外装で造られた巨大な構造物が動く様子は圧巻だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.