ニュース
掃除しにくい場所を指摘するロボット掃除機 パナソニックが「ルーロ」アップデート
パナソニックは、ロボット掃除機「RULO」(ルーロ)のソフトウェアアップデートを4月下旬から実施する。
パナソニックは3月22日、ロボット掃除機「RULO」(ルーロ)のソフトウェアアップデートを4月下旬から実施すると発表した。掃除記録「ゴミマップ」を改良。掃除できなかったエリアやエラーが発生した場所をユーザーに知らせる機能を追加する。
ゴミマップは、ルーロがレーザーSLAM(SLAM:Simultaneous Localization and Mapping)で作成した地図に、センサーがごみを検知した場所を重ねて表示する機能。これまではルーロが走行した範囲しか表示できなかったが、アップデート後は部屋の壁や障害物、掃除できなかった場所も部屋の一部として表示できる。ごみ分布画面は色の濃淡でごみの量を示す。
ユーザーは専用スマートフォンアプリ「RULOナビ」(iOS、Android)でゴミマップを表示。ルーロの移動した軌跡をアニメーションで再現したり、エラーマークをタップして「タイヤが床面から離れました」など内容を確認したりと「掃除しやすい部屋作り」に役立てられる。
アップデートの対象機種は「MC-RSF1000」「MC-RSF700」「MC-RSF600」。4月下旬に配布を始める予定で、詳細はパナソニックのサポート情報ページで公開する。
ルーロは2015年からパナソニックが販売しているロボット掃除機。壁際も掃除しやすい三角形状が特長で、2020年4月には千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)のレーザーSLAM「ScanSLAM」技術を取り入れた機種を発売した。
関連記事
- 自分を持ち上げ障害物を乗り越えるロボット掃除機、パナソニックが商品化 fuRoの技術を導入
パナソニックが千葉工業大学未来ロボット技術研究センターの技術を採用したロボット掃除機を発売する。レーザーを使ったマッピング技術に加え、本体を持ち上げて障害物を乗り越える機構を実現した。 - ルンバ、国内累計出荷が400万台超え 2年で100万台増
アイロボットジャパンがロボット掃除機「ルンバ」と床ふきロボット「ブラーバ」を合計した国内累計出荷台数が2020年12月までに400万台を超えたと発表した。 - ファブリック調の「ルンバ i3+」発売 自動ごみ収集機付きで10万円切る
アイロボットジャパンはロボット掃除機「ルンバ i3+」を2月26日に発売する。ルンバが戻ってくると自動でごみを吸い出す「クリーンベース」付きで価格は9万9800円(税込)。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.