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Teslaの「Model S」、運転席無人走行で木に衝突して炎上、2人死亡の報道
Teslaの「Model S」がテキサス州ヒューストン近郊で木に衝突して炎上し、乗っていた2人が死亡したと地元メディアが報じた。当局は、運転席には誰も乗っておらず「誰も運転していなかった」と語った。
米テキサス州ヒューストン近郊のスプリングで4月17日午後11時過ぎ(現地時間)、米Teslaの電気自動車「Model S」が木に衝突して炎上し、乗っていた2人が死亡したと地元メディアClick2Houston.comが報じた。当局は同メディアに対し、事故発生時に運転席には誰も座っておらず、犠牲者は助手席と後部座席に座っていたと語った。自動運転が作動していたかどうかはまだ不明だが、無人運転状態だった。
地元テレビ局KPRC2は、Model Sはカーブを曲がりきれずに木に激突したとツイートした。当局は消火に当たり、Teslaに方法を問い合わせなければならなかったという。
米国を含む世界ではまだ、公道での完全自動運転は認められていない。自動運転の場合でも、運転席でハンドルに手を添えていることが義務付けられている。
本稿執筆現在、Teslaあるいはイーロン・マスクCEOからのこの件に関するコメントはまだない。マスク氏はこの事故が報じられる少し前、自身のTwitterアカウントで、2021年第1四半期のTeslaの安全性レポートへのリンクを添え、「自動運転機能を使うTesla車の事故の可能性は平均的な車両の10分の1に近づいている」とツイートしていた。
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