ZHDの川邊社長、Clubhouseに「学ぶべきところは多い」 サービス垂直立ち上げの参考に
Zホールディングスの川邊健太郎社長は4月28日の決算説明会で、音声SNS「Clubhouse」について「世界中でコロナの巣ごもりがある中で、その機を非常によく捉えたサービス」と評価した上で、世界的に流行るサービスを作る上での参考にしていると明かした。
Zホールディングスの川邊健太郎社長は4月28日の決算説明会で、音声SNS「Clubhouse」について「世界中でコロナの巣ごもりがある中で、その機を非常によく捉えたサービス」と評価した上で、世界的に流行るサービスを作る上での参考にしていると明かした。
質疑応答で音声SNS参入への可能性を問われ、川邊社長は現時点でやる予定はないと回答。一方で「開発リソースが少ないベンチャーでも、世界で一気に流行るサービスを垂直立ち上げすることができるという点で学ぶべきところは多い」との見方を示した。
川邊社長はPayPayについて「『日本でQRコード決済は成功しない』といわれていた中、サービス開始かから2年半で3800万人に到達した」と振り返り、「(Clubhouseのように)世界中で一気に流行るサービスを提供するチャレンジをZHDではやっていきたい」とした。
28日に同社が発表した2020年度の通期決算では、売上高が1.2兆円(対前年比14.5%増)となり過去最高を更新。2年連続の2桁成長となった。ヤフーとLINEの統合を記念したセール「超PayPay祭り」などにけん引される形で、Eコマース事業やショッピング事業が大幅に成長した。PayPayの決済回数、加盟店数も対前年比でそれぞれ1.6倍、1.5倍に成長し、3月のみで見ると「交通系ICカードに匹敵する決済回数を記録した」(川邊社長)という。
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