リサイクルショップ「BOOKOFF」を展開するブックオフは5月14日、アナログレコードを扱う店舗が2021年4月末時点で150店に達したと発表した。本格的に取り扱いを始めてから1年でおよそ9倍に増えた。
ブックオフは2016年にアナログレコードの取り扱いを始めた。当初は「BOOKOFF SUPER BAZAAR町田中央通り店」のみだったが、利用者のリクエストに応えて20年に本格展開を始め、20年4月に17店だった取扱店は1年間で150店まで増えた。現在アナログレコードの在庫は25万点あるという。
ブックオフ商品部ソフトグループでレコードを担当している岩崎敏克さんは「レコードは、フィジカルで楽しめるのが良いところ。ブックレットや歌詞カードを見て作品への理解を深めたり、おしゃれなジャケットのレコードをコレクションしたりといった楽しみ方は、ダウンロードコンテンツにはありません」と話す。
日本レコード協会によると2020年のアナログレコード生産数は109万枚と4年連続で100万枚を超えた。ユーザーの幅も広がり、新譜をレコードで発売するアーティストも増えている。
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