突然のコロナ感染、その時あってよかったもの 非常持ち出し袋がホテル療養セットに:デジタル防災を始めよう(6/6 ページ)
コロナ感染が判明し、ホテル療養することになった筆者が、便利だと感じたものたちを紹介しよう。
療養者には若い人が多く、大学名の入ったジャージーなど着ていた人もちらほらみられ、学生も多いなという印象。そのほとんどが軽症か無症状のように見受けられた。一方、隣の部屋からは咳き込む音が時々漏れ聞こえてくるなど、入院するまでではないとはいえ、それなりの症状がある人も少ないながらいた。
筆者は、頭痛と倦怠感くらいで、療養期間が過ぎるにつれてほぼ症状もなくなっていったので、運良く比較的軽症の部類だったと思う。調査の結果では感染経路不明で、基本的にはマスク着用、手洗いうがい、手指消毒も他の人よりも徹底していたはずだが結果感染してしまっていたのだ。筆者がiPhoneに入れている政府の感染通知アプリ「COCOA」では、一度だけ接触通知が報告されたことがあるが、そのときには感染していなかった。今回、自分が感染したという記入はCOCOAアプリで自分で行った。
イベントの中止、飲食店の営業自粛などがニュースで報道されているが、そこまでする必要があるのかという感想を持つ人もいるかと思う。だが、新型コロナウイルスに限らず多くの感染症は、暴露量(感染源の濃度×時間)に比例して発症率が上がる。
今回、筆者はマスクをするなど感染対策をしていても感染したため、無症状のまま外出した人が感染拡大させているのではないか(行動エリアに感染源が増えている)という疑念が強くなった。
変異ウイルスは感染力が強いといわれ、若い人でも重症化しやすいと報道されている。読者の皆さんも対策を徹底してたつもりでも感染する可能性があること、若い人でも重症化しやすいということを意識して日常を過ごしてほしい。
関連記事
- 【番外編】今すぐ備える防災アイテム いざというときのために、これだけは用意しておこう
2月13日の地震で不安を覚えた人は多かったのではないだろうか。ではどんな準備をしたらいいのか、まずは防災アイテムをそろえておこう。 - 大震災から学ぶ、都市直下型震災への備え
日本では、地震や水害などさまざまな災害が毎年起こっており、時折、大規模な災害が発生する。一方で守ってくれる技術もまた、IT技術を取り込んで進化している。そんな「デジタル防災」のための知識をアップデートしていく連載をスタート。 - 長期化するライフライン停止で問題なのは“電気以外”だ
電気は意外に早く復旧する。それ以外のライフラインをどうするかが課題だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.