NURO光で通信障害も約9時間半後に復旧 原因はSo-net網内の機器故障
ソニーネットワークコミュニケーションズが手掛けるインターネット接続サービス「NURO光」で、17日午前9時ごろに通信障害が発生。約9時間半後の午後6時27分に復旧した。ネットワーク機器の故障が原因だった。
ソニーネットワークコミュニケーションズが手掛けるインターネット接続サービス「NURO光」で、17日午前9時ごろに通信障害が発生した。一部地域で、インターネットに接続できないなどの事象が続いていたが、約9時間半後の午後6時27分に復旧した。同社の主力ISP事業である「So-net」網内の機器故障が原因だった。
具体的な影響範囲は不明。同社は「影響が出たのは一部のお客さまのみだが、エリアの特定が難しい」「故障箇所については社内で特定しているものの、現時点でお伝えしていない」としている。
Twitterでは、利用者への報告が遅かったのではないかという指摘が出ている。同社は同日午後4時54分に障害に関するアナウンスを公式Twitterアカウントを通じて発表したものの、障害発生から約8時間が経過していたためだ。これに対し同社は「障害の発生は早い段階で把握していたが、お客さまにお伝えする情報の整理に時間がかかった」と説明した。
電気通信事業法にはユーザー数やサービス停止時間に応じて、重大事故と認定する基準がある。重大事故扱いになれば、総務省への報告義務も発生する。重大事故基準への認識を聞くと、「影響範囲について詳細に調査し、判断する」と述べるに留め、具体的な言及を避けた。
NURO光では12日にも、オンラインゲームのアップデートに伴うデータ量の増加などが原因で約30分間、つながりにくくなる事象が発生していた。
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