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固定回線の代わりに5G ドコモがホームルーター発売
NTTドコモが固定回線の代わりになる5G対応ホームルーター「home 5G HR01」を8月下旬に発売すると発表。専用プランに、データ容量が無制限の「home 5G」も月額4950円で提供する。
NTTドコモは5月19日、固定回線の代わりになる5G対応ホームルーター「home 5G HR01」を8月下旬に発売すると発表した。データ容量が無制限の専用プランも月額4950円で用意する。
5Gの他、4G通信にも対応。従来の固定回線サービスに比べ、工事なしで設置でき、コンセントに挿せば通信プランを契約した当日から利用できるのがメリットという。単身世帯や引っ越しが多い世帯の利用を見込む。家庭内の端末と接続にはWi-Fi 6と有線LANを備える。
契約数の目標について、ドコモの井伊基之社長は「目標を定めているわけではないが、数年以内に100万くらい(契約が)あればいい」としている。
5Gは高速・大容量の通信が可能という特徴から、利用シーンの一つに固定回線の代替も見込まれていた。5Gの普及で先行する米Verizonは、2018年に5Gホームルーターの提供を始めている。日本では、KDDIも「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を6月に発売すると発表している。
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