ニュース
機械学習で2枚の写真から短いアニメーションを自動作成 Googleフォトの新機能「Cinematic moments」
米Googleは5月18日(現地時間)、「Google I/O 2021」の基調講演でGoogle フォトに2枚の写真から動きのある動画を作成する新機能「Cinematic moments」を追加すると発表した。
米Googleは5月18日(現地時間)、オンラインイベント「Google I/O 2021」の基調講演で、2枚の人物写真などから機械学習で短いアニメーションを自動生成する新機能「Cinematic moments」をGoogle フォトに追加すると発表した。
写真を撮るとき、多くの人が大切な瞬間を逃さぬよう、同じ場面で複数枚の写真を撮影することにGoogleは着目。この機能では、同じ場面で撮られた2枚の写真の間を機械学習で補い、フレームを作ることで滑らかな動画を作成できるという。
AndroidやiOS端末で撮影した写真の他、フォトアルバムからスキャンした写真などにも対応。ただし、ユーザーが任意の2枚を指定できるわけではなく、Google フォト側が自動的に写真を認識し作成する。作成した動画は最近のハイライトとして表示する。
2019年に同社が発表した、1枚の写真から映画のようなワンシーンを自動生成する「Cinematic photos」と合わせ、撮影した瞬間を最先端のエフェクトと機械学習で生き生きと再現するとしている。
関連記事
- 煙、水、炎の静止画からアニメーションを自動生成 Facebookなどが開発
作成された動画はループとして完結する。 - Googleフォトに新機能 AIで1枚の写真から映画のような1シーンを自動生成
米Googleは12月15日(現地時間)、同社の「Googleフォト」にAIが写真の奥行きを推測する機能や写真内容に応じた「コラージュ」を自動作成する機能などを搭載すると発表した。リリース予定は2021年1月。 - Google I/O 2021基調講演まとめ
Googleが2年ぶりに開催した年次カンファレンス「Google I/O」で発表したことを時系列に紹介する。詳細は各項目のリンク先を参照のこと。 - Pixel独占だったGoogleフォト高機能が他のAndroidにも ただし要有料「Google One」
「Googleフォト」の「ポートレイトライト」やAIによる自動フィルタなど、これまでPixelシリーズでのみ利用できた機能が他のAndroid端末でも利用可能になる。ただし、月額250円からのクラウドストレージ「Google One」に加入する必要がある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.