日産自動車は6月4日、EV「日産アリア」の限定モデル「日産アリア limited」の試乗体験などをオンライン上で提供すると発表した。精緻な3DモデルによるAR表示、各座席からの視界確認、ドライビングシミュレーションなどを用意する。
アリアは高速道路でハンズオフ運転が可能な「プロパイロット2.0」を搭載。Amazon Alexaにも対応。限定モデルは66kWhと91kWhのバッテリー容量、2WDと4WDの駆動方式のバリエーションを持つ。価格は660万円(税込)からで、納車は2022年以降。
ユーザーのニーズによって、オンライン上での体験やビデオ面談と、オフラインでの体験を自由に組み合わせられるとしている。オンラインとオフラインを合わせて購入検討のフローを提供するのは、同社としては初の試み。
星野朝子副社長はEVの充電環境について「国内の充電ステーションの数はガソリンスタンドを超えた。充電が不安だから遠出ができないということは、もはやない」とEVの実用性を訴えた。その一方で「EVの需要は伸びており、さらなる充電口の拡充、家庭や集合住宅での充電環境整備が必要だ」との認識を示した。
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