ニュース
ソニー、FeliCaとスマホで座席管理の新サービス 机にカードを貼るだけで設置完了
ソニーが、FeliCaカードを活用して座席の利用状況を管理するサービス「SEATouch」の提供を始めた。FeliCaカード以外に新たな機材を導入する必要がない点が特徴といい、コロナ禍でフリーアドレス制を導入したオフィスなどでの利用を見込む。
ソニーは6月7日、FeliCaカードを活用して座席の利用状況を管理するサービス「SEATouch」の提供を始めた。オフィスや教室の各座席にカードを設置。利用者がスマートフォンをかざすとWebページが立ち上がり、在席・退席状況を入力できる。FeliCaカード以外に新たな機材を導入する必要がない点が特徴といい、コロナ禍でフリーアドレス制を導入したオフィスや予備校などでの利用を見込む。
FeliCaカードの表面にはQRコードも印刷されており、FeliCa非対応のスマホやPCでも専用のWebページにアクセスできる。Webページでは在席状況の入力に加え、使いたい座席の予約や、他の利用者がどこの席に座っているか確認できる機能も備える。
利用は100席から受け付ける。市場想定価格は100席当たり月額5万5000円前後で、別途カードの発行費用も発生する。
管理者向けに、座席の利用履歴などを保存したWebページも提供する。日付や座っていた利用者といった条件で検索したり、その結果をCSVファイルとして出力したりでき、出社率の算出や、新型コロナウイルス感染者が出たときに誰がどの席に座っていたか確認するのに役立つとしている。
関連記事
- “アクキーの出し汁”に着想 FeliCa内蔵「推し払いキーホルダー」開発秘話
「好きなキャラのキーホルダーで電子マネーを決済できる」──ソニーが4月に発表した「推し払いキーホルダー」が注目を集めている。商品化に至った経緯やネーミングの由来などを、開発のキーマンたちに聞いた。 - “推しのアクキー”で電子決済 FeliCa内蔵キーホルダー、ソニーが販売 第1弾は「まどマギ」
ソニーが、電子マネー「楽天Edy」の支払いに使えるアクリル製キーホルダー「推し払いキーホルダー」の試験販売を始めると発表。第1弾として、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のキーホルダー2種を販売する。 - 指紋センサー搭載のFeliCaカード DNPが2021年度内に製品化へ
大日本印刷(DNP)が指紋認証機能を搭載した「FeliCa」対応の非接触ICカードを開発したと発表。実証実験を経て、2021年度内の製品化を目指す。 - ソニー、次世代型FeliCaチップ開発 クラウド連携機能を追加
ソニーがFeliCa向け新型ICチップを開発したと発表した。不正利用を防ぎつつクラウドサービスと連携できる機能を搭載する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.