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感染予防を分かりやすく解説した「はたらく細胞」、学校や病院に無償で 英語版とヒンディー語版も配信
講談社は18日、新型コロナウイルス感染症の注意喚起として漫画「はたらく細胞」のムービングコミックを教育機関や医療施設に無償提供すると発表した。
講談社は6月18日、新型コロナウイルス感染症の注意喚起として漫画「はたらく細胞」のムービングコミックを教育機関や医療施設に無償提供すると発表した。施設内のモニターでの上映やWebサイトにリンクを貼るといった取り組みを進める。
新型コロナウイルスの感染メカニズムや感染予防を漫画に音声や効果音を加えたムービングコミックで分かりやすく伝える試み。講談社が厚生労働省と共同で企画し、4月にYouTubeで公開した2つのエピソードはこれまでに150万回再生されている。
18日には英語音声版を追加する他、7月には深刻な状況が続くインドに向けてヒンディー語音声版を公開する。製作にはJICA(国際協力機構)が協力した。
JICA民間連携事業部は「開発途上国においても新型コロナウイルス感染症の影響が拡大している今、親しみやすいムービングコミックを通じて、世界中の皆様に、手洗いや感染予防の大切さが分かりやすく届けられることを期待している」とした。
はたらく細胞は、白血球や赤血球など、人間の細胞の働きを描いた清水茜さんによる漫画シリーズ。スピンオフ作品を含めた累計発行部数は700万部を超え、テレビアニメも2018年から2期放送している。
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