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中国でここまで進んでいる「ブロックチェーンECセール」とは何か(1/3 ページ)

中国のIT関連を専門とする山谷剛史による、最新EC動向。

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 中国のECセール日の6月18日。この日はECサイト大手の「京東」(JD、ジンドン)の創立記念日のセール日「618」だったが、ライバルのアリババ(阿里巴巴)のECサイトの天猫(Tmall)や淘宝(Taobao)らも参入して、11月11日の双11(ダブルイレブン)に続くセール日となっている。

 毎年「双11」「618」に合わせ、天猫や京東が新しい仕掛けを行っている。このセールに合わせてアリババが仕掛けたうちの一つが、ブロックチェーンを活用したIP(知的財産権)を活用したデザイナーズモデルの販売だ。例えば靴下のデザイナーズブランド「Primeet」は、中国の伝統的な文様を入れたデザインの靴下を販売。6月12日にはライブコマースで圧倒的な販売実績を誇る若き男性「李佳」(リー・ジャーチー)がライブ実況で売り、4万足が数秒で売れた。

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中国の伝統的デザインを組み込んだ靴下
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伝統的デザインの靴下を最新のライブコマースで販売

 この伝統的な文様は、Primeetオリジナルのデザインではなく、既にあるデザインを利用したものだ。

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