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「キズナアイ」の裸眼立体映像、献血ルームで公開 画素数は約3.7億
裸眼でバーチャルYouTuber「キズナアイ」の立体映像が視聴できるイベントを、リコーが横浜駅の献血ルームで開催。事前予約すれば、約1分間の立体映像が楽しめるという。
VRヘッドセットを付けず、肉眼でバーチャルYouTuber「Kizuna AI」(キズナアイ)の立体映像を視聴できる――こんなイベントを、リコーが横浜駅東口の献血ルームで行うと6月29日に発表した。期間は7月28日から30日まで。同社が開発した立体投影装置「WARPE」(ワープイー)を活用。立体映像の画素数は約3.7億ボクセル(1ボクセルは3次元映像の1画素)だという。
リコーが3月に発表したWARPEの仕組みは、筐体内で回転するスクリーンに真下から光を当て、残像で立体映像を見えるようにするというもの。今回設置する機材では、約25(直径)×25(高さ)cmのスクリーンでキズナアイさんを表示できるという。
WARPEを使った外部とのコラボレーションは初めて。事前予約をして横浜駅東口クロスポート献血ルームに行くと、キズナアイさんの立体映像を約1分間視聴できる。来場予約は6月29日から受け付ける。
WARPEの投影イメージ
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