三井住友カード、「Visaのタッチ決済」利用に50〜100%ポイント還元、2000円まで ドトールなど対象
三井住友カードはNFCを使った非接触決済「Visaのタッチ決済」の利用に対し、決済金額に応じてSMBCグループの共通ポイント「Vポイント」を最大2000円分まで還元するキャンペーンをドトールグループの店舗で始めた。期間は7月30日まで。
三井住友カードは7月1日、NFCを使った非接触決済「Visaのタッチ決済」の利用に対し、決済金額に応じてSMBCグループの共通ポイント「Vポイント」を最大2000円分まで還元するキャンペーンをドトールグループの店舗で始めた。期間は7月30日まで。
キャンペーンの対象は、ドトールコーヒーやエクセシオールカフェ、パンの田島などグループの系列店舗。1000円(税込、以下同)以上の決済でVisaのタッチ決済を利用したユーザーを対象に、1000円から1999円は1000円分、2000円以上は2000円分のVポイントをそれぞれ還元する。9月ごろに、登録したメールアドレス宛に付与する予定。同社発行のカードを複数持っている場合、カードごとに特典を受けられるという。
この他にも同社は、50分の1の確率で10万円を上限にコンビニでの決済金額を無料にするキャンペーン(8月31日まで)や、マクドナルドでApple Payを使うと1000円を上限に20%分をキャッシュバックするキャンペーン(7月21日まで)を開催している。
Visaのタッチ決済は、欧州などを中心に高い普及率(対面決済での利用率90%以上)を見せているが、日本国内では普及の動きもあるもの、交通系ICなど他の非接触決済に比べて認知度が高いとはいえない。米Visaは東京オリンピック・パラリンピックの公式スポンサーでもあり、オリンピック開催によるインバウンドのタッチ決済需要などに向けて普及を進めているとみられる。
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