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LINE Pay、PayPay加盟店の一部でも利用可能に 決済情報はLINE側のサーバに保存
PayPayとLINE Payが、モバイル決済サービス「LINE Pay」を、8月17日から「PayPay」加盟店の一部でも使えるようにすると発表した。加盟店のうち、客のスマートフォンでレジのQRコードを読み取る方式の店舗が対象。
PayPayとLINE Payは7月12日、モバイル決済サービス「LINE Pay」を、8月17日から「PayPay」加盟店の一部でも使えるようにすると発表した。PayPay加盟店のうち、客のスマートフォンでレジのQRコードを読み取る「ユーザースキャン方式」を採用する店舗が対象。
客がLINE Payで支払った場合でも、加盟店はこれまで通り、PayPay用の決済管理ツールで売り上げを管理できる。決済した金額や日時といったデータは、LINE Payの情報として同社が韓国に置くサーバに保存。2021年9月以降は、日本のサーバで保管する。
LINEは3月、メッセージアプリ「LINE」などのユーザー情報が海外の子会社からアクセスできるようになっていた問題を受け、現在は韓国のデータセンターで保存している画像やLINE Payのデータを、日本に移転する方針を明かしている。
一方のPayPayを傘下に持つヤフーの親会社であるZホールディングスは、ヤフーとLINEを3月に経営統合。日本におけるPayPayとLINE Payのサービスを統合する方針を明かしていた。日本のPayPayとLINE Payユーザーはそれぞれ約4000万人(21年6月時点)いるといい、今後も両サービスの連携を強めていくとしている。
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