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ブックオフの余剰在庫をジモティーで販売 倉庫スペース削減と収益化へ2社が実証
地域情報サイト「ジモティー」がBOOKOFFと提携し、店舗の余剰在庫を特定地域内で販売する実証事業を行う。従来の基準では販売できず倉庫を圧迫していた商品をジモティーで販売し、収益化とともに地域内のリユースを促進する。
地域情報サイト「ジモティー」を運営するジモティー(東京都品川区)は7月12日、「BOOKOFF」を運営するブックオフコーポレーションと提携し、BOOKOFF店舗の余剰在庫を特定地域内で販売する実証事業を行うと発表した。数世代前の家電や傷がある家具など、従来の基準では販売できず倉庫を圧迫していた商品をジモティーで販売し、収益化とともに地域内のリユースを促進する。
実証事業では、横浜市瀬谷区にあるブックオフの物流拠点に保管しているトースターや炊飯器、シュレッダーなどの在庫をジモティーで出品。購入者が決まり、決済が済むと、ブックオフ側が指定する拠点でジモティーユーザーへ商品を受け渡す。ジモティーはスタッフを派遣した上で、出品フローの構築や出品作業を担う。
ブックオフは全国800店舗で不用品を買い取る一方、商品として販売できない余剰在庫も多く抱え、倉庫スペースの削減が課題となっていた。2社は「在庫を収益化したいブックオフと、地域内でのリユースを促進したいジモティーのニーズが一致し、実証に至った」としている。
ジモティーは今後、ブックオフ以外の企業とも提携を進め、リユース促進を強化する方針。
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