イーロン・マスク氏の伝記を「スティーブ・ジョブズ」のアイザックソンが執筆中
故スティーブ・ジョブズ氏が唯一認めた伝記作家として知られるウォルター・アイザックソン氏が、イーロン・マスク氏の伝記を執筆中だと、マスク氏がツイートした。既に数日取材を受けたとも。
故スティーブ・ジョブズ氏が唯一認めた伝記作家として知られるウォルター・アイザックソン氏が米Teslaや米SpaceXのCEOを務めるイーロン・マスク氏の伝記を執筆中──。マスク氏が8月5日(現地時間)、自らツイートでそう語った。
「TeslaやSpaceX、そして私の日常生活に興味があるなら、@WalterIsaacsonが伝記を書いているよ」というツイートだ。また、Teslaのファンアカウントからの「何時間くらいアイザックソン氏とすごしましたか?」という質問に「これまで数日一緒にいた」と答えた。「(マスク氏の伝記を書くのに)最適な人ですね。私に言わせれば彼の伝記は最高の書籍です」というツイートには「そうだね、全部いいけど、私は特にベンジャミン・フランクリンの伝記が好きだ」と返信した。このスレッドにはアイザックソン氏自身が参加し、レオナルド・ダ・ビンチのエアスクリュー(ヘリコプターのような飛行機)の画像をツイートした。アイザックソン氏は2017年に伝記「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を出版している。
アイザックソン氏の最新刊は、3月に出版された「The Code Breaker」。遺伝子編集技術CRISPRの共同開発者のジェニファー・ダウドナ博士の伝記だ。
マスク氏の伝記は翻訳のある「イーロン・マスク 未来を創る男」を含めて既に数冊出ている。最近もティム・ヒギンズ氏の作品「Power Play: Tesla, Elon Musk, and the Bet of the Century」(未訳)が出版された。この本の、マスク氏が米Appleのティム・クックCEOと電話で会話し、決裂したという内容について、マスク氏は「クック氏と話したことはない。昔Teslaを買収してもらおうと面会をお願いしたことはあったが、会ってもらえなかった。当時のTeslaの企業価値は今の6%だったんだ」とツイートしている。
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