映画「翔んで埼玉」続編決定、埼玉県民は歓迎 「映画館のあたたかい空気が忘れられない」
「埼玉の皆様 続編作ってゴメンなさい」──埼玉県をディスりながらも埼玉県民に愛された映画「翔んで埼玉」の続編制作が決定して話題になっている。
「埼玉の皆様 続編作ってゴメンなさい」(公式サイトより)──埼玉県をディスりながら埼玉県民に愛された映画「翔んで埼玉」の続編制作が8月11日に発表され、SNSと埼玉県で話題になっている。
Twitterでは11日午前に「翔んで埼玉」「GACKT」「二階堂ふみ」「埼玉続編」などの関連ワードがトレンド入り。「楽しみ」「(前作は)めちゃめちゃ面白かった」といった期待の声に混じり、「県民としては嬉しい限り」「またディスられるのか、慣れたけど」など埼玉県民と思われる投稿も目立った。中には「映画館で笑うタイミングの違いで何県民か分かるのが面白い」という人もいた。
1作目の名せりふ「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ」に由来する「そこらへんの草天丼」を販売する「みどりスーパー」(春日部市)惣菜部の公式Twitterアカウントも続編の制作決定を歓迎。大量の草アイコンと共に「翔んで埼玉続編決定、おまちしておりました。どんどんディスって草サーイ」(原文ママ)とした。
「ウェザーニュース」のキャスター/気象予報士の山岸愛梨さんも「愛する埼玉県をいじっていただき、埼玉出身の私はとても嬉しいです」と投稿。「映画館ではあらゆる観客の会話から埼玉の地名が飛び交い、もう全員で打ち上げしようぜ! という気持ちになった、あのあたたかい空気が忘れられない」という。
翔んで埼玉は「パタリロ!」などで知られる魔夜峰央さんのまんがを原作とする実写映画。1作目は2019年2月に公開し、その内容や二階堂ふみさん、GACKTさんのダブル主演などで公開前から大きな話題になった。
累計興行収入は37億6000万円。このうち約10億6000万円を埼玉県で記録したという。
22年公開予定の続編も主なキャストやスタッフは変わらず。二階堂ふみさんとGACKTさんは続投し、前作に続き「テルマエ・ロマエ」などを手掛けた武内英樹監督がメガホンをとる。
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