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NVIDIA、4月の基調講演の一部はメタバース上のCG版CEOだったと発表
NVIDIAは、4月のオンラインカンファレンスで基調講演したファンCEOの一部は背景ともどもメタバース上のCGだったと発表した。同社の“エンジニアのためのメタバース”「Omniverse」で構築した。
米NVIDIAは8月12日(現地時間)、4月にオンラインで開催した年次カンファレンス「GTC 2021」のジェンスン・ファンCEOの基調講演の一部は、背景のキッチンもCEO自身も、同社のメタバース「Omniverse」上に構築したものだったと発表した。
実際には動画の1:02:29から1:02:56のわずか十数秒間だけだが、本物との違いはほとんど分からない。
Omniverseは、4月のカンファレンスでそのエンタープライズ版が紹介された「エンジニア向けメタバース」。このプラットフォーム上でAutodesk MayaやSubstance Painter、AdobeのPhotoshop、Premiere、After Effectsなど様々なツールを使ってメタバースを構築できる。
NVIDIAは、CG版ファンCEO構築の舞台裏を紹介する動画も公開した(記事末に転載)。CG版CEOを作成するために、同氏の顔と体のフルスキャンを行って3Dモデルを作成し、本人のしぐさでAIをトレーニングすることでリアルに動かせるようにした。
NVIDIAは、「メタバースのために3Dを実行する既存のツールを接続するというアイデアからOmniverseを開始した。(中略)うまくいけば、20年後にはわれわれはOmniverse内で働くようになるだろう」としている。
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