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Amazon Echo Studioをデュアルで使ってみたら最高だった件(2/2 ページ)

Amazonプライムデーで安く入手したAmazon Echo Studio。古い製品だが、ステレオペアにするとコスパの高いオーディオ環境を構築できる。

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もちろん映画もDolby Atmos対応へ

 音楽も楽しめるが、せっかくなので映像の方もDolby Atmosで聞きたいところだ。昨今のテレビはVODサービス対応が進んでおり、Amazon Primeビデオ内蔵の製品も結構ある。

 ただ筆者が仕事部屋で使っているテレビはNetflixアプリは搭載しているのだが、Amazon Primeビデオは非対応だ。このため、普段は「Fire TV 4K」をつないで視聴している。

 テレビ内蔵のAmazon PrimeビデオとEcho Studioを接続する方法は試せていないが、Fire TV 4KとEcho Studioのステレオペアはリンクできる。

 これもまたAlexaアプリを使うわけだが、オーディオペアを作る方法とはちょっと違う。デバイスの「+」マークから、「スピーカーを構成」を選択する。

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今度は「スピーカーを構成」から入る

 すると「マルチルームミュージック」「ホームシアター」「ステレオペア/サブウーファー」の3つの選択肢が現れるので、「ホームシアター」を選ぶ。

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ホームシアターのセットアップへ

 ここでFire TVに対してスピーカーを割り当てるセットアップメニューとなるので、先ほど設定した「ステレオペア」を選択するという流れだ。Fire TVとEchoを一まとめにして、全体で「ホームシアター」というグループを作るイメージである。

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先ほどのステレオペアを割り当てる

 以降はFire TVで映像を再生すると、音声は自動的にEcho Studioのステレオペアから再生されるようになる。もちろんAmazon PrimeビデオのDolby Atmos対応作品は、問題なくDolby Atmosで再生される。乗せているテーブルトップが振動するぐらいの十分な低音で、サブウーファいらずである。

 ただ、Fire TV 4K経由でNetFlixを視聴すると、Dolby Atmosにはならないようだ。調べてみると、NetflixでDolby Atmos再生が可能なのは、「Fire TV Cube - 4K」と「Fire TV Stick 4K」だけのようである。Fire TV 4KはFire TV Stick 4Kが出る前、Fire TV Stick HDと同時期に出たモデルなので、デコーダーが対応していないのだろう。まあFire TV Stick 4Kは安いので、そのうち買い替えてみようと思っている。

 音楽を聴く場合、これ以降はスピーカーに「ホームシアター」を割り当てていくことになる。このときFire TV側では、歌詞を表示するようになる。

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それ以降は「ステレオペア」の代わりに「ホームシアター」を選択する

 3Dミュージックは、Apple Musicは基本的にイヤフォン・ヘッドフォンで対応するが、Amazonはスピーカー対応の方向で走っている。個人的には、仕事中に聴く音楽が常時ハイレゾ・3Dで聴けるようになったのは、大きな変化だ。

 特にスピーカーによる3Dミュージックは、ある意味「芯がない」というか、「室内空間をセットする」感覚に近いため、集中して仕事するには向いていると思う。この辺り、イヤフォンやヘッドフォンでじっくり聴く路線とは、意味合いが違う。

 Echo Studioが発売されたのは、2019年12月のことである。すでに他のEchoは新デザインに置き換わっており、Echo Studioも後継機が登場してもおかしくないタイミングではある。

 だが現時点でのサービスとの組み合わせで性能的に足りない部分はないので、もし今後投げ売りされるようなことがあったら、ステレオペア購入も検討されてみてはいかがだろうか。

 1台でこんなにでかいのに2台あったらうっとうしいかと筆者も思ったのだが、ペアで配置すると案外収まりがいい。個人的にはこのセットで2〜3年は楽しめるのではないかと思っている。

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