愛知県常滑市、屋外音楽イベントの主催者に抗議 「二度とりんくうビーチ使わせない」
愛知県常滑市の伊藤たつや市長は30日、屋外音楽イベント「namimonogatari2021」の主催者に対して抗議文を送付したと明らかにした。「市民の努力を愚弄する悪質なイベントを開催した」という。
愛知県常滑市の伊藤たつや市長は8月30日、屋外音楽イベント「namimonogatari2021」の主催者に対して抗議文を送付したと自身のTwitterアカウントで明らかにした。「市民の努力を愚弄する悪質なイベントを開催した」としている。
抗議文によると、8月28日と29日愛知県常滑市の「AICHI SKY EXPO」(愛知県国際展示場)で行われたnamimonogatari2021は「上限人数である5000人をはるかに超え密集しており、酒類の提供も行われ、多くの人がマスクをつけない状態で行われていた」という。伊藤氏は「国や県の要請、ガイドラインも全く守られていない、極めて悪質なイベント」と断じ、「強い憤りを覚えます」とした。
namimonogatari2021の会期中には参加者が会場で撮影した動画や写真がSNSに多く投稿され、観客の密集ぶりなどが話題に。「今の日本の写真とは思えない」「ガチで(新型コロナの感染)対策無視している」といった声が上がっていた。
namimonogatariは、2005年に始まった「日本最大級のHIP HOP/R&B野外フェス」。今年は愛知県の施設である「AICHI SKY EXPO」で開催したが、2016年から2019年までは常滑市が管理する「りんくうビーチ」で開催していた。伊藤市長は「その際もトラブルの絶えないイベントだった」とし、抗議文には「今後二度と市の施設であるりんくうビーチを使用させない旨を記した」という。
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