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Apple、クラシック専門ストリーミング「Primephonic」を買収 Apple Musicに組み込み、専用アプリも提供へ
Appleはクラシック専用アプリの提供も予定している。
米Appleは8月30日(米国時間)、クラシック専門音楽ストリーミングサービス「Primephonic」を買収したと発表した。同社はクラシック音楽に特化した検索システムやメタデータ、練られたプレイリストなどを特徴とするPrimephonicを、Apple Musicに統合する計画だ。
Appleは2022年初めにPrimephonicをApple Musicに組み込み、Primephonicの機能を組み込んだクラシック音楽専用のアプリを提供する予定。
Primephonicは既存ユーザーへのサービス提供を9月7日で停止。ユーザーへはApple Musicを6カ月分提供する。
オランダ・アムステルダムと米ニューヨークにオフィスを置くPrimephonicは2017年6月にサービス提供を開始。既存の音楽ストリーミングサービスのメタデータがアーティスト名、楽曲名、アルバム名の3つしかないのに対し、クラシック楽曲は通常、8つのパラメーターが必要。同社はそのためのレコメンデーションアルゴリズムを開発し、独自のストリーミングサービスを構築した。
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