文部科学省は、「GIGAスクール構想の実現に向けた整備・利活用等に関する状況について」を更新し、端末利活用状況等の実態調査(令和3年7月末時点)を公開した。
全国の公立の小学校等の96.1%、中学校等の96.5%が、「全学年」または「一部の学年」で端末の利活用を開始していると報告している。
全体の96.1%に相当する1742自治体等が整備済みで、70自治体等(3.9%)が整備未完了。
学習者用端末の標準仕様としては、Windows 10 Pro、Chrome OS、iPadOSの3つがピックアップされているが、整備済み端末に対するOSごとの割合は、ChromeOSが40.1%、Windowsが30.4%、iPadOSが29.0%、その他(Android、macOSなど)が0.5%となっている。
端末整備台数は939万5658台で、OSごとの割合から計算するとiPadは約273万台導入されていることになる。
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