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AWS、機械学習でサッカーのシュート効率やパスの動きを可視化 独リーグが採用
米Amazon Web Servicesが、機械学習で可視化したサッカーのシュート効率やパスの動きに関するデータを、独リーグ「ブンデスリーガ」の2021-2022シーズンの試合放送に提供する。
米Amazon Web Services(AWS)は9月9日(現地時間)、機械学習で可視化したサッカーのシュート効率やパスの動きに関するデータを、独リーグ「ブンデスリーガ」の2021-2022シーズンの試合放送に提供すると発表した。
選手やチーム全体のゴール数と、過去のデータから算出したゴール期待値を比較し、ゴールチャンスを有効活用しているか評価する。同じ試合数、ゴール数であっても、チームメイトのサポートが充実しているのか、守備陣の弱点を突いているのかなど要因を分析できる。
パス選択時の相手守備陣の人数や状態からパス難易度を算出することで、選手やチームのパスの動きも詳細に分析できるという。算出データは試合全体の分析データの一部として、配信映像に表示する。
分析に当たっては、過去シーズンにおける数千時間にも及ぶ映像を活用。ゴールまでの距離や角度など4万以上のゴールデータや、200万本以上のパス映像を使って、機械学習モデルを作成した。
サッカーでのクラウド活用を巡っては、英プレミアリーグが米Oracleを2021-2022シーズンの公式クラウド・プロバイダーに選定。試合や選手のパフォーマンスに関するデータ分析の他、試合の勝利確率の算出などに、同社のIaaS「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を活用している。
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