Steamではブロックチェーン採用ゲーム禁止 Valveが規約に文言追加
ゲーム配信サービス「Steam」では暗号資産やNFTを交換できるゲームを禁止する。提供元のValveが開発者向け文書の禁止コンテンツ項目に文言を追加した。これを受け、EpicのCEOが自社アプリストアはブロックチェーンを歓迎するとツイートした。
ゲーム配信サービス「Steam」では暗号資産やNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を交換できるゲームを禁止すると、提供元の米Valveが開発者向け文書に文言を追加した。ブロックチェーン採用ゲームを開発する米SpacePirate Gamesが10月15日(現地時間)、公式Twitterアカウントでそうツイートした。
Valveのゲーム開発者向けドキュメントの「Steamで公開すべきではないもの」の項目に、新たに「Applications built on blockchain technology that issue or allow exchange of cryptocurrencies or NFTs.」が追加されている(まだ翻訳されていないが「暗号通貨またはNFTの交換を発行または許可するブロックチェーン技術に基づいて構築されたアプリケーション」という意味)。
SpacePirate Gamesは、現実世界で価値を持つ可能性のあるゲームアイテムを禁じていることが理由だとValveから説明を受けたともツイートした。
一方、アプリストアでValveと競合する米Epic Gamesは米The Vergeに対し、暗号通貨およびブロックチェーンベースの資産をサポートするゲームを受け入れると語った。
Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOは自身のTwitterアカウントでも「Epic Games Storeは、ブロックチェーン採用ゲームを歓迎する。ただし、関連する法律に準拠し、条件を開示し、適切な年齢指定が必要だ。Epic自身はゲームで暗号技術を使わないが、技術と金融分野での確信を歓迎する」とツイートした。
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